福祉ホットライン 「道草」試写会&トークショー



 1月24日(木)に、知的障害のある人が介助サービス等を利用して、地域での自立生活を実現している姿を追ったドキュメンタリー映画「道草」の上映会を行い、64名の方にご来場頂きました。この映画に登場しているのは、自傷・他害といった行動障害がある方で、1人暮らしをしている方は全国的にもまだ多くありません。しかし、この作品には介助者とともに公園を散歩したり、好きな食材を取り入れた食事をしたり、時には抑えきれない感情を隣で受け止めてもらいながら過ごす人々の日常が詰まっていました。
 上映後には監督を務めた宍戸大裕氏と、出演者の父親でもある早稲田大学教授・岡部耕典氏によるトークライブを開催しました。重度の障害のある人だからこそ、介助者と1対1で作っていく生活が求められていて、それはまさしく障害を治すのではなく、社会を変えていく事そのものであると感じられました。
 映画「道草」は2月23日(土)より新宿ケイズシネマを皮切りに劇場公開も始まっています。ぜひ、多くの方にこの作品を観て頂き、季節を感じながら地域で生きる彼らの足音を聴いて頂けたらと思います。

2019年01月24日